こんにちは。Satoko(@satoko0829)です。
今回は世界一美しいアレブリヘを制作するメキシコの工房【ハコボ&マリア・アンヘレス】に、日本からアレブリヘ(アレブリヘス)を特注した話を詳しく書いていこうと思います。
(アレブリヘって何?ハコボさんって誰?という方は下記の記事をまずどうぞ。メキシコ・オアハカで実際にハコボさんの工房を訪れた際の話を詳しく書いております。)
さて今回私がオーダーしたのは我が家の愛犬をモチーフにしたアレブリヘです。
ハコボさんの工房は世界中からオーダーを受けてアレブリヘを制作しており、個人でも日本からオーダーする事ができます。
どのようにオーダーをしたのか過程を詳しく説明していきますので、同じように特注を考えている方の参考になれば幸いです。
そもそも個人でオーダーするのって難しい?
ハコボさんの工房はメキシコ(オアハカ)にあるため、現地の方とやりとりをするのは難しいのでは!?と思う方がいらっしゃると思いますが大丈夫です。
まず、工房の方は英語が上手なので、最低限の英語が分かる方であればちゃんと意思疎通が取れます。
また逆に言うと英語が母国語でない方々なので、難しい単語やネイティブ表現を使われる事がないため、内容が理解しやすいと言う利点もあります。
そもそも工房とのやりとりは全てメールやSNS上で行うので、わからない事があっても辞書や翻訳サイトを使用すれば問題なし。
仲介を行っている業者さんもいらっしゃいますが、手数料が30%前後上乗せされるとのこと。
ハコボさんの工房のアレブリヘはそもそも高額で数万〜十万円以上しますので、その30%が上乗せされるとなると・・・もったいないですよね。
少しでも英語を書く事ができる方は、ぜひ個人でオーダーしましょう!
まずは工房にメールで問い合わせ
まず初めに工房の問い合わせ先に、愛犬の写真を元にアレブリヘを制作してほしい旨をメールで送りました。実際にメールを送ったアドレスはこちら→contacto@jacoboymariaangeles.com
私が最初に送ったメールの内容は【①アレブリヘをオーダーしたいこと ②予算 ③愛犬の写真】です。
やりとりする中で貰った情報は
①特注の最小サイズは高さ20cm(幅はデザインによる)
②そのサイズであれば料金は1,090アメリカドル(注文時のレートで約12万円)
③そのサイズであれば日本への送料は約370アメリカドル(注文時のレートで約4万円/配送する時期によって金額に誤差あり)
④仕上がりまでに3ヶ月かかる
とのことでした。
以前工房を訪れた際に、形を彫った後何ヶ月も乾燥させてからペイントするという話を聞いていたため、仕上がりまでに3ヶ月というのは私の予想よりはるかに短い期間でした。
おそらく季節や繁忙期によって期間は前後するのだと思います。
また、金額も変更されている可能性がありますので、しっかり事前に確認を取りましょう。
私はミニマムのサイズでオーダーしましたが、希望のサイズを伝えれば見積もりを出してくれますよ。
アレブリヘ本体の料金をPayPalで支払う
上記の条件で納得できたら、まずはアレブリヘ本体の料金を支払います。
支払い方法はPayPalもしくは工房の口座へ振り込み。PayPalを利用する方が遥かに楽ですので、アカウントを持っていない方は作っておきましょう。→http://aklam.io/z8qKlU(こちらのリンクからアカウントを作成しお買い物をすると500円クーポンがもらえます。)
PayPalとはさまざまなオンラインショッピングなどで使用でき、PayPalで支払いをすると毎回クレジットカード情報を各サイトに登録する必要がないため、セキュリティ面でもとても安心なサービスです。
工房から支払い用のPayPalリンクが送られてきたら、そのリンクからアクセスして支払いを行います。
希望のデザインのすり合わせを行う
支払いが完了したらアレブリヘのデザインのすり合わせを行います。
アレブリヘにしてほしいペットなどの写真は1枚でももちろん大丈夫なのですが、より正確なプロポーションで作ってもらうために私は愛犬の全身写真を前後2枚に加えて横顔の写真と合計3枚を工房に送りました。
また、色の組み合わせをどうするか、【①具体的な色の希望がある ②実際の写真そのままの色の組み合わせにする ③工房側におまかせする】の3択で聞かれました。
私は工房の作品の写真(インスタグラムより)の中から好きな色の写真を選び、同じような色の組み合わせにしてほしいと伝えました。
制作の過程が工房から逐一送られてくる
デザインが確定したら早速制作に入ってくれます。とてもありがたかったのが、形を掘り終わった時やペイントの途中経過など、制作の各過程で現状を写真で報告してくれること。
実際に私が送ってもらった写真を一部お見せします。
いろんな角度から撮った写真を何度も送ってくれるので、過程を見られるのもとても楽しいですし、『ここはこうしてほしいな』という要望も随時伝える事が可能です。(これも個人でオーダーするメリットの1つです。)
私は実際に『ここをもう少し削って滑らかにしてほしい』とか『ここの柄をこういう風に変えてほしい』など、いろいろと細かくお願いしました。
また、職人さんがペイントしている様子も見たかったので、図々しいのですがもし可能であれば動画を送ってくれないか聞いてみたところ、快く動画を撮って送ってくださいましたよ。
送料を支払い、発送してもらう
作品が完成し、いよいよ日本へ発送してもらいます。
発送の段階になったら送料が確定しますのでこちらもPayPalで支払いをし、工房側で入金の確認が取れ次第すぐに発送してくれます。もちろん追跡番号などの情報も送ってくれるので安心です。
そして届いた作品がこちら!
どの角度から見ても素晴らしい造形ですし、高さ20cmの彫刻にこれだけの細かい柄を描けるなんて本当に素晴らしい技術ですよね。
また柄の一つ一つはサポテコ族が文字として使用していた模様であるため、主に使用した柄の意味が作品の証明書の中で説明されています。もちろんハコボさんとマリアさんのサインも。
それなりに高額ではありますが大満足の作品を作ってもらい、本当にお願いしてよかったなと思います。
まとめ
メキシコにはたくさんのアレブリヘの工房がありますが、ハコボ&マリア・アンヘレスの工房の作品は他の工房とは一線を画す芸術性があります。
工房で販売されている作品を購入するのももちろんいいですし、具体的にほしい作品のイメージがある場合は特注する事をおすすめします!
世界一美しいアレブリヘをぜひご自宅にお迎えしてくださいね。それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!